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2024.09.25 -  プレスリリース

NXグループとグルーヴノーツ、最適化技術を活用し、航空貨物の混載仕立て業務を自動化 ~航空混載仕立て業務に関わる時間を5年で25%削減へ~

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
株式会社グルーヴノーツ

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)と、AIと量子技術の活用に強みを持つ株式会社グルーヴノーツ(社長:最首英裕 以下、グルーヴノーツ)は、航空貨物の混載仕立て業務の自動化に向けた実証実験を開始しました。

背景

航空輸送における混載仕立て業務は、複数のお客様の貨物を仕向地別に組み合わせ、航空機に搭載できるよう調整を行い、パレットやコンテナなどの輸送単位にまとめて出荷する業務です。貨物のサイズや特性、到着期日など様々な条件を考慮する必要があり、高度な知識と経験が求められます。物流業界全体で人手不足が深刻化し、効率化の必要性が高まっている中、本業務においては状況に応じた判断が求められることから、自動化が難しい領域とされてきました。

NXグループは、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合の案件として、本年3月にグルーヴノーツと資本業務提携契約を締結しました。グルーヴノーツは、AIや量子コンピュータなどの最先端テクノロジーを活用し、企業の課題に対して最適解を導くクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を提供しているスタートアップ企業です。「MAGELLAN BLOCKS」は「組み合わせ最適化」や「数理最適化」を複合的に行うことに強みを持っています。今回の提携により、NXグループとグルーヴノーツは「MAGELLAN BLOCKS」を活用して、今まで実現が困難とされてきた航空貨物の混載仕立て業務の自動化に向けた検証を実施します。 

本取り組みにより、混載仕立て業務の効率化だけではなく、ヒューマンエラーの防止など正確性の向上を目指します。

取り組み内容と今後の展開

本年5月より、レーンと貨物種別を限定して業務プロセスを整理し、サンプルデータを用いて最適化技術を活用した混載仕立ての検証を開始しました。今後、検証結果をもとに航空拠点での導入・実用化に向けた制約条件等を確認し、特定路線だけではなく取り扱い航路全体での運用を検討します。導入効果として、航空混載仕立て業務に関わる時間を2025年中に5%削減、その後5年で25%削減することを目標にしています。将来的にはNXグループ内で水平展開を行い、船舶、鉄道、トラック輸送といった様々な輸送モードで活用し、グループ全体の物流効率化に貢献することを目指します。

NXグループは、DX を重要課題(マテリアリティ)を推進するためのエンジンの一つと位置付け、デジタルを活用し業務を効率化 · 省人化する「デジタル化」と、未来の柱になり得る事業領域の「DX」を進める、両利きの「DX 戦略」を描いています。

このDX 戦略のもと、NXグループとグルーヴノーツは今後も、倉庫における人員配置最適化や物量予測、操配業務の効率化などをはじめ国内外の物流現場の改善・DX化、新たな付加価値の創造に取り組んでまいります。

「MAGELLAN BLOCKS」について

「MAGELLAN BLOCKS」は、AIやLLM(大規模言語モデル)、量子コンピュータなど様々なテクノロジーを活用できるクラウドプラットフォームです。「MAGELLAN BLOCKS」には、データの統合・分析や予測・分類、最適化など、課題解決に欠かせない機能がブロックの形で用意されています。ブロックを組み合わせることで、システムのシンプルな構築・運用を実現するとともに、テクノロジーの導入が簡便になり、システム開発の効率化、検証改善の高速化を可能にします。

https://www.magellanic-clouds.com/blocks/

【関連リリース】

■NIPPON EXPRESSホールディングス、AIと量子技術の活用に強みをもつグルーヴノーツの株式取得

https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/press/2024/20240305-1.html


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【お問い合わせ先】
株式会社グルーヴノーツ 広報
pr@groovenauts.jp

※本リリースの内容は発表日時点の情報です。