株式会社グルーヴノーツ
量子コンピュータ関連ビジネスを手掛ける株式会社グルーヴノーツ(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:最首英裕、以下 グルーヴノーツ)は、福岡市(市長:髙島宗一郎)より「新型コロナウイルス感染症患者移送行程表作成システムサービス」として、量子コンピュータを活用してルート最適化を実現する「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」が採用されたことをお知らせします。
福岡市は、地域で新型コロナウイルス感染症の陽性者(以下 患者)が確認された際、管轄の保健所から宿泊療養の対象となる患者情報の連絡を受けて、福岡県が確保する宿泊療養施設への搬送計画を作成し、患者の搬送を行っています。
この搬送計画は、一人ひとりの患者情報をもとに、宿泊療養施設の空室状況や搬送車ごとの定員、患者の自宅等を巡回する経路・所要時間、搬送可能時間など、さまざまな条件を勘案して、市の職員によって作成されています。福岡市は、感染拡大によって搬送対象の患者が1日あたり100名、200名規模と増加した場合に備え、すぐに利用開始できるクラウドサービスの活用を前提に、搬送計画の作成に関する業務のシステム化を検討しました。
今回、福岡市が採用したグルーヴノーツの「MAGELLAN BLOCKS」は、量子コンピュータやAIなどのさまざまテクノロジーを活用できるクラウドプラットフォームです。量子コンピューティング技術(量子アニーリングマシンをはじめとするイジングマシン)は、今回の搬送計画のような、いつ・どこに・どの車両が・どの順番で回るのかといった最適な資源の割り当てやロジスティックスを高速に導き出すことがでます。
福岡市は「MAGELLAN BLOCKS」を活用することで、効率的な搬送計画の作成がワンクリックで完了するようになり、大幅な業務省力化が可能になります。また、「MAGELLAN BLOCKS」には必要な量子コンピュータモデルや機能が標準装備されており、短期間で導入可能な点、搬送対象人数の増加や搬送先の追加・変更など環境変化に柔軟かつ即時に対応できる点を高く評価しました。
今後もグルーヴノーツは、先端テクノロジーを駆使して、福岡市の変化に柔軟に適応する効果的・効率的な行政運営を支援してまいります。
「MAGELLAN BLOCKS」で最適なルート計画をかんたん自動作成
「MAGELLAN BLOCKS」の特長
最新の数理モデルで、高度なデータ解析が可能に
最先端の量子コンピュータモデルやディープラーニングモデルなど、さまざまな数理モデルを独自に開発し、常に最新機能としてご提供。複雑化・高度化し続ける業務課題に対応できます。
ブロックをつなぐだけの手軽さで、シンプルに使いやすく
難しいプログラミングを必要とせず、機能の「ブロック」をつなぎ合わせるだけの簡単な操作で、一連の処理を実現。豊富な機能で業務の自動化、省力化を実現します。
株式会社グルーヴノーツについて
グルーヴノーツは、先進のテクノロジー発想と高い技術力をもとに、量子コンピュータやAIを活用できるクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS」を開発・提供するテクノロジーカンパニーです。AIサービスとして国内有数の利用実績を有し、また量子コンピュータサービスでは世界で初めて商用化を実現。量子コンピュータを用いたルート最適化や積載最適化、工程最適化、シフト最適化など、さまざまな業務課題に対応する実用的なソリューションを提供しています。
【お問い合わせ先】
株式会社グルーヴノーツ 広報
pr@groovenauts.jp
※本リリースの内容は発表日時点の情報です。