ブロックリファレンス

BLOCKS Reference

Box

変数からBoxへアップロード

概要

このブロックは、変数に格納されたデータをBoxへ書き出します(アップロード)。

アップロードするファイルの形式は、[ファイル形式]プロパティの設定で決まります。

ファイル形式 説明
None

変数の内容をそのままBoxへアップロードします。

YAML

変数の内容がオブジェクトかオブジェクトの配列であることを期待し、それをYAML形式のテキストデータに変換してBoxへアップロードします。

JSON

変数の内容がオブジェクトかオブジェクトの配列であることを期待し、それをJSON形式のテキストデータに変換してBoxへアップロードします。

CSV

変数の内容がオブジェクトかオブジェクトの配列であることを期待し、それをCSV形式のテキストデータに変換してBoxへアップロードします。

バイナリ(Base64)

変数の内容がBase64open_in_newであることを期待し、をれをデコードしてBoxへアップロードします。

プロパティ

プロパティ名 説明
ブロック名

編集パネルに配置した当該ブロックの表示名が変更できます。

ブロックリストパネル中のブロック名は変更されません。

Boxサービスアカウント

Boxアカウントを選択します。

infoBoxサービスアカウントは、あらかじめフローデザイナーの設定Boxサービスアカウントで設定を済ませておく必要があります。

ユーザーID

BoxサービスアカウントのユーザーIDを指定します。

ユーザーIDは、以下の手順で取得できます。

  1. 開発者コンソールopen_in_newからアプリを選択
  2. アプリ情報」の「ユーザーID」の値を転記

warningBoxサービスアカウント(Boxアプリ)のアプリケーションアクセスがアプリケーションの場合は、何も入力しないでください。

アップロードするファイルパス

アップロードするファイルのBox上の位置を以下の形式で指定します。

  • /ファイル
  • /フォルダー/ファイル

info先頭の/は、Boxの「すべてのファイル」ページを示します。フォルダー名とファイル名の間にある/は、フォルダー名とファイル名を切り分けるための区切り文字です。

/ファイルは、Boxの「すべてのファイル」ページにファイルをアップロードする場合の形式です。「すべてのファイル」ページにsample.pngというファイルをアップロードする場合は、/sample.pngとします。

/フォルダー/ファイルは、フォルダー内にファイルをアップロードする場合の形式です。「すべてのファイル」ページに表示されているBLOCKSというフォルダーにsample.pngというファイルをアップロードする場合は、/BLOCKS/sample.pngとします。

infoフォルダーが入れ子になっている場合は、/フォルダー1/フォルダー2/ファイルのような形式で指定します。
フォルダーAの中にフォルダーBがあり、そのフォルダーBの中にsample.pngというファイルをアップロードする場合は、/A/B/sample.pngとします。

変数展開の指定が可能][%形式の文字列書式の指定が可能]
書き込む値を参照する変数 Boxへアップロードする内容(値)が格納された変数を指定します。
ファイル形式

Boxへアップロードするファイルの形式をNone/YAML/JSON/CSV/バイナリ(Base64)から選択します。

ブロックメモ このブロックに関するメモが記載できます。このブロックの処理に影響しません。

使用例

ここでは、BigQueryテーブルの内容をCSVファイルにしてBoxへアップロードする手順を紹介します。

おおまかな流れは以下のとおりです。

  1. テーブルの内容取得」ブロックで、BigQueryテーブルの内容を変数に格納
  2. 変数からBoxへアップロード」ブロックで、変数の内容をCSVファイルとしてBoxへアップロード

ここでは、以下のBigQueryテーブルの内容を取得することにします。

項目 内容
BigQueryデータセット example
BigQueryテーブル sales_table
スキーマ
列名 データ型
Date DATE
Time STRING
Product_Name STRING
Price INTEGER
Quantity INTEGER
Total INTEGER
データ
Date Time Product_Name Price Quantity Total
2023-01-01 AM コーヒー 150 2 300
2023-01-01 AM おにぎり 120 3 360
2023-01-01 PM スナック 100 1 100
2023-01-02 AM ジュース 120 1 120
2023-01-02 PM サンドイッチ 300 2 600
2023-01-03 AM 弁当 450 1 450
2023-01-03 PM アイスクリーム 200 2 400
2023-01-04 AM お茶 100 3 300
2023-01-04 PM チョコレート 80 2 160
2023-01-05 AM おにぎり 120 2 240
2023-01-05 PM ケーキ 500 1 500
2023-01-06 AM コーヒー 150 2 300
2023-01-06 AM おにぎり 120 3 360
2023-01-06 PM スナック 100 1 100
2023-01-07 AM ジュース 120 1 120
2023-01-07 PM サンドイッチ 300 2 600
2023-01-08 AM 弁当 450 1 450
2023-01-08 PM アイスクリーム 200 2 400
2023-01-09 AM お茶 100 3 300
2023-01-09 PM チョコレート 80 2 160
2023-01-10 AM おにぎり 120 2 240
2023-01-10 PM ケーキ 500 1 500

「テーブルの内容取得」ブロックで、このBigQueryテーブルの内容を変数に格納するには、以下のように定義します。

設定するプロパティと指定値は以下のとおりです。

プロパティ 指定値
データセット example
テーブル sales_table
データを格納する変数 _

続いて、「変数からBoxへアップロード」ブロックで、変数の内容をCSVファイルとしてBoxへアップロードするには、以下のように定義します。

設定するプロパティと指定値は以下のとおりです

プロパティ 指定値
Boxサービスアカウント ご自身のBoxサービスアカウント
ユーザーID ご自身のBoxユーザーID
書き込む値を参照する変数 _
アップロードするファイルパス /example.csv

この2つのブロックを組み合わせてフローの完成です。

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