BigQuery
テーブルの内容取得
概要
このブロックは、BigQuery テーブルの内容を変数に取得します。最大1000件までのレコードが取得できます。
クエリーを記述せずに、簡易にテーブル内容が取得できます。レコードを絞り込んだり、レコードを並び替えての取得などの細かな調整はできません。その場合は、クエリーの実行ブロックをお使いください。
注意
取得時、NUMERIC型はFLOAT型に変換されます(精度が落ちる場合あり)。
プロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
ブロック名 |
ブロックの名前を指定します。ブロックに表示されます。 |
GCPサービスアカウント |
このブロックで使用するGCPサービスアカウントを選択します。 |
データセット |
内容を取得したいテーブルのデータセットを指定します。 |
テーブル |
内容を取得したいテーブルを指定します。 |
データを格納する変数 |
テーブルの内容を格納する変数を指定します。
JSONでの表現例:
[ { "key": "2019-03-23", "high_temperature": 9.0, "low_temperature": 4.4, "sunlight_hours": 0.0, "average_humidity": 52, "daytime_minutes": 734, "electricity_usage": 75972 }, { "key": "2019-12-13", "high_temperature": 9.4, "low_temperature": 6.5, "sunlight_hours": 0.0, "average_humidity": 52, "daytime_minutes": 587, "electricity_usage": 89090 } ] |
ブロックメモ |
ブロックに対するコメントを指定します。 |
使用例
このブロックは、テーブルの内容をオブジェクトの配列形式で変数に出力します。このため、オブジェクトの配列形式を入力変数として期待するブロックと組み合わせて使用できます。
オブジェクトの配列形式のデータを入力変数として期待するブロックは以下のとおりです(2024年5月30日時点)。
- 基本
- BigQuery
- 機械学習
- Salesforce
- Google Drive
- Google Maps
- Box
- Watson
ここでは、「スプレッドシートを作成」ブロックと組み合わせて、「売上データ」テーブルの内容をGoogleスプレッドシートに出力する例を紹介します。
ここで使用する「売上データ」テーブルのスキーマとテーブルの内容は以下のようになっているものとします。
カラム名 | 型 | モード |
---|---|---|
customer_id | STRING | REQUIRED |
transaction_date | TIMESTAMP | REQUIRED |
product_id | STRING | REQUIRED |
product_name | STRING | REQUIRED |
quantity | INTEGER | REQUIRED |
unit_price | FLOAT | REQUIRED |
sales_amount | FLOAT | REQUIRED |
customer_id | transaction_date | product_id | product_name | quantity | unit_price | sales_amount |
---|---|---|---|---|---|---|
C001 | 2023-05-01T12:34:56Z | P001 | Product A | 2 | 10.5 | 21.0 |
C002 | 2023-05-02T13:45:56Z | P002 | Product B | 1 | 15.0 | 15.0 |
C003 | 2023-05-03T14:56:56Z | P003 | Product C | 5 | 7.2 | 36.0 |
まず、「テーブルの内容取得」ブロックを使って、テーブルの内容を変数_
に取得します。
プロパティ名 | 値 |
---|---|
データセット | example |
テーブル | sales_data |
データを格納する変数 | _ |
取得したテーブルデータを格納した変数_
を、次は「スプレッドシートを作成」ブロックを使ってGoogleスプレッドシートに出力します。
プロパティ名 | 値 |
---|---|
ファイル名 | 売上データ |
出力データの変数 | _ |
出力結果のGoogleスプレッドシートは、以下のようになります。
全体のフローは下図のとおりです。