ブロックリファレンス

BLOCKS Reference

BigQuery

BigQuery ストアドプロシージャの呼び出し

概要

このブロックは、BigQuery のストアドプロシージャを呼び出します。なお、ストアドプロシージャの引数モードは、IN のみをサポートしています(OUT および INOUT が引数に定義されている場合は実行できません)。

ストアドプロシージャの引数に渡す値は、オブジェクトデータとして準備してください。その際、オブジェクトデータのキー名と引き数名を合わせてください。

ストアドプロシージャの呼び出し時、このオブジェクトデータ内を検索し、ストアドプロシージャの引き数名と同名のキー値を引数として渡します。

例えば、以下のようなストアドプロシージャが定義されているとします。

CREATE OR REPLACE PROCEDURE tutorial.example_procedure(IN id INT64, IN name STRING)
BEGIN
  CREATE TABLE IF NOT EXISTS tutorial.example_table
  AS
  SELECT
    id AS customer_id,
    name AS company_name;
END;

このストアドプロシージャの引数は、整数型(INT64)の id という名前の引数と、文字列型(STRING)の name という引数を持ちます。

この場合は、オブジェクトデータを以下のように準備します。

キー名 データ型
id Integer 183053
name String "Groovenauts,Inc."

こうしておくと、ストアドプロシージャの呼び出し時に、id183053name"Groovenauts,Inc." を渡します。

ストアドプロシージャが途中で失敗した場合、実行に成功したステートメント実行分は課金されます。

プロパティ

プロパティ名 説明
ブロック名 ブロックの名前を指定します。ブロックに表示されます。
GCP サービスアカウント

このブロックで使用する GCP サービスアカウントを選択します。

データセット

呼び出すストアドプロシージャのデータセット ID を指定します。

例:概要で例示したストアドプロシージャの場合、tutorial を指定します。

変数展開の指定が可能][% 形式の文字列書式の指定が可能]
プロシージャ名

呼び出すストアドプロシージャの名前を指定します。

例:概要で例示したストアドプロシージャの場合、example_procedure を指定します。

変数展開の指定が可能][% 形式の文字列書式の指定が可能]
引数を探す変数

呼び出すストアドプロシージャの引数に渡す値を定義したオブジェクトデータの変数名を指定します。

例:概要で例示したオブジェクトデータをオブジェクト生成ブロックで以下のように定義した場合は、_ を指定します。

オブジェクト生成ブロックでストアドプロシージャの引数用データを定義した様子
クエリーの優先度

クエリーの優先度を選択します。選択できる優先度は、次のいずれかです。

  • インタラクティブ(直ぐに実行、同時実行数の制限を受ける)
  • バッチ(リソースがあるときに実行、同時実行数の制限を受けない)
ブロックメモ ブロックに対するコメントを指定します。
クエリーキャッシュを有効にする クエリーキャッシュを有効にするかしないかを指定します。
最大料金バイト数

クエリーの料金を制限します。クエリーで処理するデータ量が、ここで指定されたバイト数を超える場合は、そのクエリーは実行されません。

スクリプト全体で処理するデータ量がこのバイト数を超えていたとしても、このバイト数を超えないデータ量分のステートメントの実行は行われます。このため、その実行分は課金されます。このバイト数を超えそうなデータ量を処理するステートメントがあるとそれ以降は実行されず、その分の課金は行われません。

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