このブロックは、Google Cloud Storage（GCS）open_in_newに保存されたファイルをGoogleドライブopen_in_newにコピーします。コピー時に、ファイル形式の変換もできます。

変換できる形式は以下のとおりです。

• Excel、CSV、TSVファイル：Googleスプレッドシート形式に変換
• Word、テキスト、画像ファイル：Googleドキュメント形式に変換

warning 注意

このブロックでは、一度に1つのファイルのみコピーできます。複数ファイルの同時コピーはできません。

この使用例では、Excel形式の月次販売レポートがGCSにアップロードされたら、それをGoogleスプレッドシートに自動変換し、関係者にSlackで通知するフローを紹介します。このフローは、月次レポートの共有と保管を効率化し、チーム内のコミュニケーションを促進します。

フローの概要は以下の通りです。

1. GCSに新しいExcelファイルがアップロードされたらフローを自動的に開始
2. アップロードされたExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換
3. 変換完了とスプレッドシートのURLをSlackで通知

このフローの実装例は、以下のとおりです。

1. 「フローの開始」ブロックで、GCSにExcelファイルがアップロードされたときにフローが実行されるよう設定します。

   

   プロパティ名	値
   ID	copy-files-from-gcs-to-drive-flow
   ブロック名	GCSからDriveへファイルコピーの使用例

   ID設定時、GCSにExcelファイルを配置するとフローが実行されるように設定します。

   

   プロパティ名	値
   Google Cloud Storage（GCS）上にファイル／フォルダを配置したときにフローを実行する	check_box
   バケット	アップロード先のGCSバケットを設定
   フォルダ名／ファイル名	block-reference-example/copy-files-from-gcs-to-drive/*.xlsx

2. 「GCSからDriveへファイルコピー」ブロックで、アップロードされたExcelファイルをGoogleスプレッドシートに変換します。

   

   プロパティ名	値
   コピー元ファイルのGCS URL	${gcs_path}
   コピー先のフォルダURL	https://drive.google.com/drive/folders/1ABC...XYZ?usp=drive_link
   コピー先ファイルURLを格納する変数	new_sheet_url
   ファイル形式	Googleスプレッドシート

3. 「Slack通知」ブロックで、スプレッドシート変換完了を通知します。

   

   プロパティ名	値
   Webhook URL	https://hooks.slack.com/services/T00000000/B00000000/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
   通知メッセージ	新しい月次販売レポートが利用可能です。Googleスプレッドシート: ${new_sheet_url}

完成したフローは以下のとおりです。