ブロックリファレンス

BLOCKS Reference

Box

BoxからGCSへファイルをコピー

概要

このブロックは、Box上のファイルをGoogle Cloud Storage(GCS)へコピーします。Box上の大規模なファイルをBLOCKSで扱うのに向いています。

infoBoxから変数へロード」ブロックは、フローデザイナーのメモリの使用量の制限により、大規模なファイルの扱いは困難です。Box上の大規模なファイルを扱う場合は、本ブロックの利用をおすすめします。

プロパティ

プロパティ名 説明
ブロック名

編集パネルに配置した当該ブロックの表示名が変更できます。

ブロックリストパネル中のブロック名は変更されません。

Boxサービスアカウント

Boxアカウントを選択します。

infoBoxサービスアカウントは、あらかじめフローデザイナーの設定Boxサービスアカウントで設定を済ませておく必要があります。

ユーザーID

BoxサービスアカウントのユーザーIDを指定します。

ユーザーIDは、以下の手順で取得できます。

  1. 開発者コンソールopen_in_newからアプリを選択
  2. アプリ情報」の「ユーザーID」の値を転記

warningBoxサービスアカウント(Boxアプリ)のアプリケーションアクセスがアプリケーションの場合は、何も入力しないでください。

コピー元のBoxのファイルパス

GCSへコピーしたいBox上のファイル位置を以下の形式で指定します。

  • /ファイル
  • /フォルダー/ファイル

info先頭の/は、Boxの「すべてのファイル」ページを示します。フォルダー名とファイル名の間にある/は、フォルダー名とファイル名を切り分けるための区切り文字です。

/ファイルは、Boxの「すべてのファイル」ページに表示されているファイルを指定する場合の形式です。「すべてのファイル」ページに表示されているファイルsample.pngを指定する場合は、/sample.pngとします。

/フォルダー/ファイルは、フォルダー内にあるファイルを指定する場合の形式です。「すべてのファイル」ページに表示されているBLOCKSというフォルダーの中にあるファイルsample.pngを指定する場合は、/BLOCKS/sample.pngとします。

infoフォルダーが入れ子になっている場合は、/フォルダー1/フォルダー2/ファイルのような形式で指定します。
フォルダーAの中にフォルダーBがあり、そのフォルダーBの中にあるファイルsample.pngを指定する場合は、/A/B/sample.pngとします。

変数展開の指定が可能][%形式の文字列書式の指定が可能]
GCPサービスアカウント このブロックで使用するGCPサービスアカウントを選択します。
コピー先のGCSのURL

Box上のファイルをコピーしたいGCS上の位置を以下のいずれかの形式で指定します。

  • gs://バケット/フォルダー1/フォルダー2/ファイル
  • gs://バケット/フォルダー1/フォルダー2/

GCS上に同名のファイルがある場合は、エラーとなり上書きできません。同名のファイルを上書きしたい場合は、[GCSにファイルが存在する場合に上書き]プロパティを使います。

infoURLの補足:
  • gs://の入力は不要
  • バケット名以降の入力は必須
  • フォルダー名は、ファイルを配置したいフォルダー構造に合わせて指定(存在しないフォルダーが指定された場合は、そのフォルダーは自動で作成)
  • 末尾が/で終わる場合はフォルダーの指定と見なし、[コピー元のBoxのファイルパス]プロパティで指定されたファイル名(フォルダー名を除く)を補完
変数展開の指定が可能][%形式の文字列書式の指定が可能]
GCSにファイルが存在する場合に上書き

このチェックボックスにチェックを付けると、GCS上に同名のファイルが存在すると上書きします。

infoこのチェックボックスにチェックが付いていない状態で、GCS上に同名のファイルが存在するとエラーとなります。

ブロックメモ このブロックに関するメモが記載できます。このブロックの処理に影響しません。
バッファサイズ(KiB)

BoxからGCSへファイルをコピーする際に使用するバッファ(データを一時的にメモリーに蓄えておく)の大きさをKiB(キビバイト/ 1キビバイト= 1024バイト)で指定します。

ファイルのコピーは、Boxファイルの内容を一度バッファに読み込み、GCSへ書き込みます。このため、Boxファイルの大きさがバッファサイズよりも大きければ、複数回のバッファへの読み込みとGCSへの書き込みが行われます。

指定可能な値は、1から16384までです。

Boxからのダウンロードの最大リトライ回数

Boxファイルをバッファへ読み込む際にエラーとなった場合、最大何回までバッファへの読み込みをリトライするかを指定します。

指定可能な値は、0以上の整数です。

GCSへのアップロードの最大リトライ回数

バッファからGCSへ書き込む際にエラーとなった場合、最大何回までバッファからGCSへの書き込みをリトライするかを指定します。

指定可能な値は、0以上の整数です。

この情報は役に立ちましたか?