Google Drive
スプレッドシートのワークシートコピー
概要
このブロックで、特定のワークシートを複製し、任意の名前をつけて同じスプレッドシートに保存できます。名前が既存のワークシートと重複したら、上書きかスキップかを選択できます。
Google APIを有効にする」を参照してください。
セルフサービスプランの場合は、このブロックを使用する前に、Google Sheets APIを有効にしてください。共有機能(【共有相手】プロパティ)を利用する場合は、Google Drive APIも有効にしてください。詳しくは、「基本操作ガイド>ヒント>プロパティ
プロパティ名 | 説明 |
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ブロック名 |
編集パネルに配置した当該ブロックの表示名が変更できます。 ブロックリストパネル中のブロック名は変更されません。 |
GCPサービスアカウント | このブロックで使用するGCPサービスアカウントを選択します。 |
ファイル名 |
ワークシートをコピーするスプレッドシートのファイル名を指定します。 [変数展開の指定が可能]
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コピー元のワークシート名 |
コピー元のワークシート名を指定します。 |
コピー先のワークシート名を格納した変数名(配列可) |
コピー先のワークシート名を格納した変数を指定します。コピー先は、複数指定できます。
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ブロックメモ | このブロックに関するメモが記載できます。このブロックの処理に影響しません。 |
同名のワークシート名が存在したときに置き換える |
コピー先に指定したワークシート名と同名のワークシートが存在した場合の動作を指定します。
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使用例
毎月の売上データを Google スプレッドシートで管理し、テンプレートを複製して新データを追加している業務があるとします。
この手続きの手間とエラーを軽減するために、フローで自動化することを考えてみましょう。
実現プランは、以下のとおりとします。
- フローは月初に自動実行
- テンプレートシートを、「%Y年%m月売上」形式で名前付けして複製
- たとえば、2023年5月1日に実行すると、「2023年05月売上」となる想定
このプロセスを自動化するために、フローを使って以下の手順を実行します。
- 「フローの開始」ブロックで、「開始時間」プロパティを使用して、フローが毎月初めに実行されるようにスケジュールします。
- 「オブジェクト生成」ブロックで、新しいスプレッドシートの名前を保持するオブジェクトを作成します。
- 「スプレッドシートのワークシートコピー」ブロックを使用して、テンプレートワークシートを新しいワークシートとして複製します。このブロックにはスプレッドシートのファイル名、テンプレートワークシートの名前、そして新しいワークシートの名前を保持する変数を指定します。
このフローは毎月初めに自動的に実行され、新しいワークシートを作成し、新しい月のデータ入力の準備を行います。これにより、手間とエラーが減少し、企業の売上データの管理が効率化されます。