新機能リリース
Release Information
量子コンピュータによる最適化機能などを運用するための画面(ワークスペース)の利便性を向上
MAGELLAN BLOCKS は、新機能の追加や機能改善を定期的にリリースしています。
この記事では、最新のリリース情報をお知らせいたします。
機能改善 ワークスペース内のパネルを自動更新する機能を追加
「ワークスペース」は、業務に関するさまざまなデータを可視化して1つの画面に集約することで、日常業務を円滑に運用・管理するためのサービスです。
ワークスペースでは、データを可視化した画面や業務処理を制御する機能などを「パネル」という単位で自由に配置して利用できます。
これまで、データを可視化するパネルにおいては、一定時間ごとにパネルの自動更新ができる機能を提供していました。
これに加えて、今回のリリースでは、フローデザイナーのフロー(業務処理を自動化したもの)からの通知をきっかけに、パネルの自動更新ができる機能を追加しました。
これにより、単に「時間がきたらパネルを定期更新・再描画する」といった使い方だけでなく、フロー(自動実行の)処理が終わったタイミングに合わせて、結果となるデータやグラフに変化があった場合にだけ、意図に沿った明示的なパネルの自動更新が行えるようになります。
たとえば、量子コンピュータを利用して「配送先の最適化」を行っているようなケースでは、量子コンピュータによる最適化の結果を反映するために、ワークスペース内に地図を描画したパネルを置き、処理結果として「地域ごとの最適な配送先」を地図上に表示させることがあります。
従来の機能では、このようなケースにおいて、何も処理をしていないのに一定時間で地図表示を無駄に更新する使い方しかできませんでした。
今回の追加機能を利用すると、実際に処理実行が行われたタイミングで、最適化の結果が変化した場合のみ地図の再描画が行われるような仕組みの構築ができるため、無駄がなくなり利便性の向上が期待できます。
本機能は、ワークスペースの画面更新の機能を持つすべてのパネルに対して、パネル更新のための新たな設定項目が追加されます。
対応サービス: ワークスペース
その他の新機能、改善点
- フローデザイナー:フローリストでフローの一括削除に対応
- フローを複数個入れ替えを行うようなシーンで、一覧から複数のフローを削除できるようにしました。
- ワークスペース:ワークスペース変数を導入
- ワークスペースのパネル内で共通的に利用する変数の定義および参照ができるようになりました。
- フローデザイナー:ブロックをベータ版から一般提供版へ変更
- 以下のブロックをベータ版から一般提供版へ変更しました。
- ワークスペースへメッセージを送信
- 以下のブロックをベータ版から一般提供版へ変更しました。
グルーヴノーツは、お客様の課題に寄り添い、継続的な機能改善および新機能の開発を行っております。
今後ともグルーヴノーツならびに「MAGELLAN BLOCKS」を、よろしくお願いいたします。